長所と短所は表裏一体
2024/01/22
今日の話はコンクリートの材料について
そもそもコンクリートとはセメントと砂と砂利と水を混ぜて作られ、まだ固まる前のドロドロの状態のことを「生コンクリート」と言います。
少し今回の本題とはそれますが、コンクリートが固まるのはなぜだかわかりますか?
ほとんどの人は水分が抜けて乾燥して固まると思ってませんか?
実は水分とセメントの化学反応によって固まるんです。乾燥して水分が抜けてしまうとひび割れの原因になったりします。ちょったした豆知識でした。
さて、これからが今日の本題です。
コンクリートの蓄熱性の長所とするか短所とするかと言うところに着目しました。
コンクリートは熱容量が大きい素材です。
具体的に言うと熱を溜め込む力が大きいと言うことです。
一度熱くなると冷めにくく、冷たくなると温めるのに時間がかかる性質を持ちます。
熱容量は生活のどこに関係するかというと、室内の温度管理、暑さ、寒さに更に体感温度に関係してきます。
例えば夏場、朝から日が暮れるまで太陽の光を浴びたコンクリートは熱さを蓄え、日が暮れた後に熱を発散します。なのでコンクリートの建物は熱いと言うことを言われがちなのです。
逆に外壁の外側に断熱材などを入れて、コンクリートに熱が入らない様にしたらどうでしょうか。
日中、冷房をかけて過ごすことにより、冷気をコンクリートが溜めてくれます。夜になり冷房を止めても、コンクリートが溜めていた冷気を発散してくれます。
ただ頑丈だからと言う事だけじゃなく、せっかくコンクリートと言う素材をつかうなら、性質を生かせる様な家づくりをしていきたいですよね。
コンクリート造の外断熱工法はコンクリートと言う素材を最大限に生かせる工法だと広い視野でみてもおもいます。
以上、コンクリートと言う素材が持つ熱容量(蓄熱性)の話でした。
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