コンクリート造と木造どちらがいいのか

沖縄で家づくりの相談を受ける時、よくある質問に木造とコンクリート造どっちが良いの？という質問をよく受ける。

 

結論の前に少し沖縄の住宅事情についてお話しすると、本土に比べて少し特殊だが、沖縄ではコンクリート造の住宅が当たり前に建てられてきた。

戦後、木材が少なかった事に加えて、アメリカの統治下でコンクリートという台風やシロアリに強い材料だったのがその要因となっている。

しかし、2009年あたりから少しづつ新築の木造が増え始め、2020年にはコンクリート造を着工棟数で上回った。

 

木造はシロアリや台風に弱く、沖縄では良くないと心配されてきたが、最近では構造工法のレベルアップで、台風で飛ばされるという被害は聞いた事が無い事から、沖縄でも木造住宅を建てても問題ないという認識が増えてきている証拠と言える。

 

さて、本題の最初に話したよくある質問、「木造とコンクリート造どっちが良いか？」という質問に対しての僕の答え。

 

構造で良い悪いは決まらない！

 

答えになってないと思う方もいるかもしれないが、技術の進歩や市場の発展によって選択肢が広がったと思う。

敷地の状況やどんな家にしたいか幅広い目線からどの構造が良いのか専門家に相談して決めていただきたい。

 

ただ、どちらの構造を選択するにしても、断熱性能や耐震、省エネ、快適などは考えるべきポイントとして押さえて欲しい。